コメディカルも知っておきたいマナーとマネジメント!

人工透析クリニックで臨床工学技士部技士長をしています。このブログには、コメディカルマネジャーとして自身が学んできたことを投稿していきます。

知っておきたい!「人生・結果の方程式」

私は京セラの創業者、稲盛和夫さんの本が大好きで、たくさん読んでいます。よくその本に登場する方程式を今回は紹介しようと思います。

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人生・仕事の結果

=考え方(-100〜100)

X熱意(0〜100)X能力(0〜100)

この方程式で大切なことは、考え方だけにマイナス軸があるということです。この方程式を何年か前に問題を起こした"なんとか宗教団体"に当てはめると、理解してもらえると思います。信者たちは、超一流大学を出た優秀な能力の持ち主が多く在籍していました。さらに信者たちは、信仰を広めるために強い熱意もありました。しかしながら考え方に謝りがあり、いくら高い能力と熱意を兼ね備えていても、考え方に謝りがあったために、大きな大きなマイナス作用を社会にもたらしてしまったのです。

稲盛和夫さんの方程式のポイントは、掛け算とマイナス軸の2つでしょう。

強い熱意と高い能力を持っていながらほんの少しでもマイナスの考え方を持っていると、大きくマイナス作用が作用してしまいます。その逆に、能力は高くなくても立派な考え方と強い熱意があれば、能力をカバーできるということでもありますね。

私が40代半ば頃から思うことは、お金を追ったり、地位や名声を追いかけることは、自分のゴールではなくなっていることに気がつきました。それらは通過点のような?社会貢献をするための手段のような?気持ちです。テレビを観ていると、誰かの役に立てたり、ボランティアをして、幸せな気分を与えてもらえるというようなコメントを聞くと、なんだかその意味が分かってきたんですよね。

我々の医療従事者の労働も、利益を上げるために医療サービスを提供しているのではなく、医療サービスを通じて、世の中を良くしているのです。

個人としても、世のため、人のためを念頭に、自分が何らかのかたちで、社会に役立つことができれば理想の人生ではありませんか?

本日は、稲盛和夫さんの「人生・結果の方程式」についてまとめてみました。