コメディカルも知っておきたいマナーとマネジメント!

人工透析クリニックで臨床工学技士部技士長をしています。このブログには、コメディカルマネジャーとして自身が学んできたことを投稿していきます。

知っておきたい!「方針浸透」

コメディカル マネージャーの

5ミッション

☆業績向上

☆部門活性

☆部下育成

☆強化拡大

方針浸透

 

5ミッションの最後は方針浸透についてです。「方針浸透」のポイントは、具体的かつ正確に伝え、その内容を「理解させる」ことではありません。スタッフがその方針に基づいた「行動ができる」ようにすることが目的です。

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先ずは集団を引きつけることが大切です。

1.伝えたいポイントを絞っておくこと

2.相手より大きな声で話す

3.一方的にならず質問形式で

4.難しい言葉を使わずに、わかりやすい言葉を使う

5.抽象的な言葉を使わずに、具体的な言葉を使う

6.納得させたいことは、必ず根拠で打つ

7.先ずは自分に言い聞かせるように

8.常に目配りを忘れずに

9.身振り手振りは大きく、強く

10.熱く熱く切々と訴える

 

10項目で発信するのですが、無理矢理押し付ける方針では、価値観の異なるスタッフに浸透しません。

 

次のステップとしては、スタッフ個々に異なる価値観、考え方と方針を融合させることが重要です。そこで必要になるのは、スタッフ個々が方針に基づいてどのような行動ができるのかを発信者とミーティングなどを通してディスカッションしながら深めていくことです。発信者と受信側のスタッフが納得できるまで落とし込みの繰り返しにより、スタッフの行動に繋がると考えます。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

知っておきたい!「強化拡大」

コメディカル マネージャーの

5ミッション

☆業績向上

☆部門活性

☆部下育成

強化拡大

☆方針浸透

次は強化拡大について書こうと思います。

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「強化拡大」といってもなかなかイメージが沸かないのではないでしょうか。

私が強化拡大を例えれば、

「学会や研究会に参加して知識を増やす」

「得た知識を自施設にフィードバックする」

「勉強熱心なスタッフを増やす」

「考えたり・行動に移せるスタッフを育てる」

「サブパートナーを育てる」

「新しい治療や新しいサービスを導入する」

「患者さんを増やす」

「スタッフを採用する」

「新しい医療機器を増台する」

「フロア拡大およびベッドの増床」

「ホームページ更新」

「系列施設を増やす」

を挙げることができる。

そっかそっか なるほど、うちの施設ならこんなこともあるな。いろいろな意見もあると思います。先ずはこのような洗い出しをしてみることがとても大切で、この洗い出しによって得られた気づきは、金鉱脈を見つけたようなものです。そして金を掘り当てるまで、マネージャーは知恵を出しながら、諦めずに進めて欲しいです。

 

最後に、

 

洗い出した内容のすべてを同時進行で一気に解決しないことです。それは結局は手が回らず、進まないことがよくあるから。優先順位を考え、マネージャー1人で処理するなら5つ以内に絞りましょう。どうしてものときはサブ担当を立て、サブから報告・相談を受けながら、指導の繰り返しで、ズレとブレがないように進行させるのは、人材育成も兼ねた託し方でもあります。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

知っておきたい!「部下育成」

コメディカル マネージャーの

5ミッション

☆業績向上

☆部門活性

部下育成

☆強化拡大

☆方針浸透

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今回は部下育成について書こうと思います。

「部下育成」も部下とコミュニケーションを深めていくことではないでしょうか。

 

部下育成のためには、大前提に上司が指導者という眼鏡を掛けて人間観察することが必要です。

 

「人間観察とは部下を注意深く観察して、部下の意見を注意深く聴く」ということです。

具体的には、①相手の表情 ②相手の言動 ③相手の聴く姿勢 ④相手の声の大きさ・明るさ ⑤相手の話し方 ⑥相手の姿勢・態度(挨拶がしっかりできていないとダメ) ⑦相手の話の内容についてチェックしましょう。

 

これらのことを意識しながら観察を続け「良いこと」も「悪いこと」も気がついたら部下に言ってあげられる関係を作ることも必要になってきます。観察して良いことに気がついたことを褒められたら本当に"褒める"ということです。一方で、観察抜きに褒めるということは"お世辞"と同じであることは付け加えておきます。マネージャーになっていたとしても、上司からしっかり観もせず上っ面だけで評価されて、不快に思った経験があるのでないでしょうか。観もせずに褒められて、喜んでいる社会人じゃ、ちょっと痛いですけど。私もそんなときは腹の中でバカにすんなって、ムカッとしてますよ。そのような経験を思い出しながら部下に関わって欲しいのです。

 

「部下を注意深く観察して、部下の意見を注意深く聴き、気がついたら良いことも悪いことも言ってあげる」この繰り返しが、人間関係を強化するということになります。

 

ダメだと評価する部下を諦めて指導しないといこともあるのではないでしょうか…

 

このことは現実的にその部下が組織内に在職し続けるのであれば、相手を認めてしまうことに等しいのでよろしくありません。

良いことも悪いことを伝え続け、人間関係を構築していきましょう。

 

注意して部下を傷つけることもあれば、

褒めて部下を伸ばすこともできます。

 

嫌われるかも、傷つけるかもしれないと考えるマネージャーは、コミュニケーションを続ける気持ちがないのと同じです。

 

変わる勇気を持ちましょう。

 

マネージャーの気持ちが変わり、行動が変われば部下は変わります。それでも変わらない部下は適性な対応を取るのもありでしょう。マネージャーが、しっかり向き合った結果なのだから。それは自身のためにもなります。

 

最後に、

褒めるときのポイントは、

『感情よりもすべて観たままを褒める』

ようにしましょう。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

知っておきたい!「部門活性」

コメディカル マネージャーの

5ミッション

☆業績向上

部門活性

☆部下育成

☆強化拡大

☆方針浸透

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今回は部門活性について書こうと思います。

「部門活性」の中身は、コミュニケーションを深めていくことではないでしょうか。

そのためには人間関係を構築していくことが大切です。人間関係とは⁉︎「お互いを認め合うこと」です。具体的には「価値観」や「考え方」を認め合うこと。スタッフたちとたくさん話し合いを重ねていくことです。それは自分が相手を理解し、相手に自分を理解してもらうためなのです。仲良く会話ができることとは別であることも付け加えておきますね。意見の食い違いで衝突するのが問題なのではなく、「相手の行動を見ない」「相手に意見を言わざる」「相手の意見を聞かざる」「相手の変化に気づかざる」これらの行動をマネージャーが取ることが問題なのです。部下を常に観て、わかっていなければ人間関係は簡単に崩れてしまいます。相手の立場に立てば想像できますよね。それは機械と異なり、人間の心は常に変化するものだとマネージャーは肝に銘じておきながら部下と接するべきです。

 

最後にマネージャーが心掛けるべきことを2パートにまとめます。

 

相手本位に、

 相手が明るくなれば良い

 相手が笑えば良い

 相手の言葉数が増えてくれば良い

 

自分の印象を相手に良くする6ポイント

 挨拶をする回数

 笑顔の回数

 返事をする回数

 相手を褒めて認める回数

 相手の目を見て頷く回数

 声の大きさ・明るさ

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

知っておきたい!「業績向上」

コメディカル マネージャーの

5ミッション

業績向上

☆部門活性

☆部下育成

☆強化拡大

☆方針浸透

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今回は業績向上について書こうと思います。

「業績向上」

医療の仕事をしていると、儲けとかお金絡みの話題はある程度の職位にならないと、理解が得られなかったり、タブーな節がありますよね。しかしながら現実は、診療報酬改定の度に医療経営は苦しい要求を繰り返されてきました。周りを観てみると力のない施設は閉鎖を余儀なくされたり、巨大グループに買い取られる施設も実在しています。このような状況を踏まえると、もはやこの重大な話題をタブーのままではいられない状況になっているのではないでしょうか。

信頼された医療サービスを提供しつつ、患者さんを増やすことに一生懸命になることがいけないのでしょうか。新たな収入増を開拓することはいけないのでしょうか。さらには無駄な支出を見直すことも必要ではないでしょうか。これらのことを経営者とマネージャーだけで、すべて解決することができますか。いやいや限界はすぐやってきますよ。それならタブーな領域をオープンにして、現実を理解するスタッフを増やし、その後に全員参加型の組織づくりが業績向上に密接に関係しているのではないでしょうか。知恵を出せるスタッフを増やすことは、業績向上にはとても重要だと考えます。

 

私が20代の頃、ナポレオン・ヒル自己啓発本にはまっていた時期があります。ナポレオン・ヒルを通じて鉄鋼王 アンドリュー・カーネギーを知り、そのカーネギーの墓石には以下の言葉が刻まれていることを知りました。

“Here lies a man who was able to surround himself with men far cleverer than himself.”

「己より優れた者を周りに集めた者、ここに眠る」

 

マネージャーとして、深く考えさせられるメッセージではありませんか⁉︎

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

知っておきたい!「ミッションとは⁉︎」

コメディカル マネージャーの

5ミッション

☆業績向上

☆部門活性

☆部下育成

☆強化拡大

☆方針浸透

上記5つを最優先に取り組みましょう。

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それだけでいいのか⁉︎と疑問に思うかもしれませんが、あれもこれも同時に手を出して、結局何も結果に結び付かないのであれば、残念ながらやらなかったことと同じになってしまいます。プロセスはとても大切なのですが、結果を出せずに、失敗したのでは悔しいストレスばかりがたまってしまいます。結果を導き出すための執着、そしてそのためのプロセスが必要だと思いませんか。昔、数学で学んだ方程式と証明問題にとても似ていると思うんですよね。重要度や優先度をもう一度考え直し、課題となるターゲットを決めたら、欲張ることなくひとつひとつ片付けていくことが、結局は解決の近道になる筈です。

くれぐれも日常業務とマネージャーが実行するミッションとは異なることも理解してください。

初投稿します。

はじめまして、"そるといん"です!

私は現在、人工透析クリニックの臨床工学技士として勤務しています。社会人として、さらには臨床工学技士の人生を40年とすると、早いもので折り返し地点を過ぎてしまいました。これを機に、我々コメディカルが意外と学ぶ機会の少ないマネジメントビジネスマナーについてまとめたブログを立ち上げることにしました。私が人材育成研修や自己啓発本から学び、実践してきたことをこのブログを通じて、頑張っているコメディカル仲間のお役に立つことができれば幸いです。実はこのようなブログを書けるのも、鈍い私に教育を与え、指導を続け、組織づくりのためにバックアップしてくださった経営者のおかげだと思っています。ひとつひとつの内容は、極力文字数を減らせるように、テーマを絞り込むように心がけていきます。その狙いは読みやすく仕上げることで、しっかり皆様に伝えられると考えたからです。

『自己紹介』

名前:そるといん

年齢:アラフィフ

趣味:透析業務、黒人音楽鑑賞

社会人として感銘を受けた書物:稲盛和夫 「生き方」

私の役職は技士長で、臨床工学技士と看護師を統括する責任者です。

ちなみに、、、

私は現場主義なので、毎日穿刺・返血・バイタル等、ルーチンもやってますよ🙆‍♂️

職場によって業務内容が異なるとは思いますが、今後ともよろしくお願い致します!